講義情報

担当講義について

 日程や詳細についてはシラバス・LMSを確認してください。また、瀬戸研究室への配属を希望する学生には、生命圏の地球化学(2回生以上)、 環境リスク論(3回生以上)、環境科学計算機実験(3回生以上)の受講を推奨しています。
 これらの教科の受講は研究室分属の必要条件ではありませんが、特に生命圏の地球化学・環境リスク論のいずれかに興味関心の高い学生は 当研究室の研究内容と相性が良いと思うので、分属時の良い目安となると思います。

2022 (前期)

環境リスク論 (金曜日1コマ)

 人間活動に伴う環境中への化学物質の負荷、資源の乱獲、エネルギー需要の増大などに起因し、 様々なスケールにおける環境リスクが生じている。本講義では主に生態系・ヒト健康を巡る環境リスクに関する知見を広め、特に数理モデルを用いたリスクの評価法について学ぶ。 また、計算機シミュレーションを通して実践的にリスク計算の手法を習得する 。

環境科学計算機実験 (3 × 2コマ = 6コマ分)

 環境科学の基盤となる数値計算一般について計算機を用いた実験を行う。

実践環境科学英語I (3コマ分担当)

 この授業では環境科学を学ぶ上で必要となる理系の英語の実践的学習を行う。

教養としての自然科学A (2コマ分)

 文系・理系両方の学生を対象に、大学で科学を学ぶ意義や身近な科学についての講義を行う。さらに、「科学は社会をどう変えたか」をテーマに、科学を全体として捉え、科学に興味を持った市民として社会で生きていくための授業を、理学系の専門分野から行う。

化学生物環境学入門 (1コマ分)

 化学生物環境学科では化学、生物科学、環境科学の3つの学問領域を融合し、物質や生物とそれを取り巻く地球環境を総合的にとらえた教育を行っていく。本講義は化学生物環境学科に入学した学生が卒業までの4年間にどのような学問を学んでいくのか俯瞰することを目的とする。3つのコースからそれぞれ5名の教員が講義を担当し、それぞれの研究や研究分野に関連した最先端の研究成果などをその背景とともに平易に紹介する。

生物地球化学特論I (後半、金曜日2コマ)

Introduction to Geomicrobiology (Konhauser著)の教科書を軸に、微生物の代謝過程を酸化還元反応への影響や反応ギブスエネルギーの観点から理解する。教科書の購入は必要としない。

2022 (後期)

生命圏の地球化学 (前半、月曜日1コマ)

 本講義の前半では生命が地球表層環境の形成に関与してきた様々な過程を地球化学的な視点から解説する。主に1) 微生物を中心とした生物の化学反応過程への寄与、2) 水圏・地圏・大気圏毎の生物の関わる物質循環過程、3) 全球における生物地球化学的物質循環過程 (炭素・窒素・リンなど)について論じる。後半は森林生態系における物質循環を取り上げ,主に1) 一次生産と二次生産、2) 炭素と窒素の固定,集積,分解および循環 、について論じる。

実践環境科学英語II (前半予定、応相談)

 環境科学を含む自然科学の分野では英語が世界共通語となっている。多くの研究成果は英語で発表されるが故に、英語理解能力(読み・書き・会話)は必要不可欠である。この科目では、複数担当教員による少人数によるゼミ形式により、各教員の研究分野において英語を用いた実践的な演習を行う。

教養としての自然科学B (2コマ分)

 文系・理系両方の学生を対象に、大学で科学を学ぶ意義や身近な科学についての講義を行う。さらに、「科学は社会をどう変えたか」をテーマに、科学を全体として捉え、科学に興味を持った市民として社会で生きていくための授業を、理学系の専門分野から行う。

現代環境科学論 (後半、火曜日2コマ)

 変容する社会に付随して発生・深刻化する環境問題を多面的にとらえ、その解決における教育・研究の役割についてコミュニケーションや環境教育や環境ビジネスの企画立案を実践を通して理解する。 1年間お金を好きなだけ使えるという仮定の下で、任意に「解決したい」と考える環境問題を選択し、その解決のためのプロジェクトを企画する。 各回の講義でプロジェクト内容の改善を目指し、最終的に受講者同士でプロジェクトの発表会を行う。

2022 (集中)

Seminar on Biogeochemistry I (TBA)

 The intent of this course is to develop in students an understanding of the mechanisms of environmental problems and to develop in students the critical thinking skills needed to quantitatively evaluate environmental issues across many different scales.

Seminar on Biogeochemistry II (TBA)

 The intent of this course is to develop in students an understanding of the mechanisms of environmental problems and to develop in students the critical thinking skills needed to quantitatively evaluate environmental issues across many different scales.