クラウドファンディングご支援ありがとうございました!!

「がちかん」を広く一般に届けるため、クラウドファンディングを募りました。

ありがたいことに26人の方にご支援いただき、目標を上回る額でCFを達成いたしました。
 集まった資金で商品化することができ、多くの方に「がちかん」で遊んでいただいています!
今後ともNaLab.をよろしくお願いいたします。



「がちかん」とは?

  1. 「がちかん」とは?
  2. 「がちかん」を実際に遊んでみた!
  3. 「がちかん」ルール説明動画
  4. 開発者コメント
  5. 「がちかん」を入手する!

奈良女発ディベートゲーム「がちかん」

「がちかん」は『「がち」で「環」境問題を話して学んで遊ぶ』対話(ディベート)型カードゲームです。NaLab.メンバーかつ奈良女子大学・理学部・環境科学コースの瀬戸助教が「サイエンス・オープン・ラボ」という講義の一環として2016年に開発しました。

このゲームは環境問題を考える良いきっかけになるとともに、「とにかくしゃべらないと(自分の考えを表に出さないと)勝てない」というところが面白く、是非たくさんの人たちにコミュニケーションツールとして遊んでほしい!という思いから、NaLab.で「がちかん」を商品化し、販売するプロジェクトを進行中です。


「がちかん」の概要

「がちかん」の概要を3行で説明すると...

「がちかん」の対象年齢は小学校高学年以上(上限は無し!)とやや高めに設定されており、対話を通してゲーム性を生み出すところが特徴となっています。

「がちかん」では各プレイヤーは国王となり、「保全」と「開発」の政策を進めてポイントを獲得します。

「開発」政策は点数が高い一方で大規模かつ急激な変化をもたらすために「環境問題」を起こしやすくなります。

「環境問題」が起こると国王たちは「保全」政策による問題の解決や「開発」政策による問題の悪化の可能性について議論(ディベート)し、問題を起こした国王の減点を調整する仕組みです。このため、ディベートが巻き起こるほどに国王の勝敗の行く末が波乱に満ちていきます。

 

2020年、教育と学力の在り方の大きな転換期

「がちかん」の制作意図の1つは環境問題の原因やその解決方法について考えるきっかけを提供することですが、それ以上に

「ディベートの楽しみを感じてもらうこと」

です。

実はこのゲームは環境の知識を身につけていなくても話術で戦い抜くことができます。とにかく発言することが勝利への近道であるため、プレイヤーのコミュニケーション能力の体得に繋がります。

今、教育の現場は2020年に向けて大きな転換期を迎えており、大学入試センター試験が2020年1月の実施をもって廃止され、知識の暗記による学力以上に受験生の思考力・判断力・表現力が問われる時代がやってきます。

また、2020年度の学習指導要領では初等教育において「主体的・対話的で深い学び」の視点から学習過程を改善する方針が打ち出され、学習の面における学生の自主性やコミュニケーション能力の開発が求められていることを強く感じさせます。

めまぐるしく情勢が移り変わる国際化の時代を生きていくために、大学の現場でもそのような力が求められていることをひしひしと感じます。どうして国際化と上記のような学力が関係しているのかというと、日本人が国際的な場で活躍しようとする時に、言語の壁が存在するのに加えて、自己主張や自己表現への苦手意識がしばしば弱点になっていることが挙げられるためです。

自分の意見を語るためには主体的に思考・判断し、対話を通して自らの考えを表現する力が必要です。でも、今までそれを苦手としてきた日本人がそのような力を身につけるために、もしくはこれからの若者達にそのような力を身につけさせる教育をするために、わたしたちは一体何を変えていけば良いのでしょう?

わたしたちは2020年に向けて暫くこの問いに向き合っていかなければならないわけですが、何かを変えていく際に、何からはじめたらよいか?その取っ掛かりが無いと変革は非常に困難です。そして、その取っ掛かりが辛く難しいほど物事は変わっていきにくいものですが、取り組むほどに楽しければ、変化は推進力を伴います。

遊びは学びの推進力。2020年の教育革命の取っ掛かりとしてNaLab. が提案する1つのアンサーが、「がちかん」です。



「がちかん」には基本的なルールはありますが、あえて解説書や指導書はつけません。何故かというと、「環境問題」が起こってしまったときにたとえ手持ちのカードが悪くても、とにかく閃きと話術でなんとか切り抜けてみてほしいからです。もしかしたら、その閃きの中から新しい環境問題の解決方法が発見できるかもしれません。是非議論を「正しい」「間違い」だけで判定せず、論理性や説得力の面からも評価しあってもらえればと思います。

...とは言え、初めて「がちかん」を手に取っていただく方には予めディベートの展開をご理解いただいた方がスムーズに遊ぶことができると思いますので、次ページでは実際に「がちかん」を遊んでもらった様子を紹介し、ディベートの展開の一例についてご紹介したいと思います!


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