Emacs（Mule）の使い方
−テキスト編集作業の効率化のために−以下で、Ctrl+x+wは、「Ctrlキーを押しながらまずxを押し、次にCtrlキーは押したままでwを押す」ことを意味します。
Ctrl+gは、「Ctrlキーを押しながらgを押す」ことを意味します。
(Ctrl+x)-r-tは、「Ctrlキーを押しながらxを押した後、両方のキーから手を離し、rとtを一つずつ順番に押す」ことを意味します。
- ファイル操作
- Ctrl+x+f 〜 ファイル呼び出し
- Ctrl+x+w 〜 ファイル保存（保存するファイル名を聞かれる）
- Ctrl+x+s 〜 ファイル上書保存（何も聞かれずにいきなり上書保存される）
- Ctrl+x+c 〜 emacs終了（保存していない場合は保存するか聞かれる）
- Ctrl+x+i 〜 マウスカーソルの位置にファイルを挿入（挿入したいファイル名を聞かれる）
- 編集
- Ctrl+g 〜 作業中止（操作してて訳がわからなくなったらとりあえず行うと良い）
- Ctrl+s 〜 文字列検索（検索する文字列を入力し、カーソルより下の領域内を検索）
- Ctrl+k 〜 カーソル以下右にある行を切り取りバッファに保存（一行削除）
- Ctrl+y 〜 バッファに保存された内容を貼り付け（ペースト）
- Ctrl+/ 〜 直前の作業内容の取り消し（Undo）
- Ctrl+l 〜 ウィンドウ内容を更新（.emacsファイルを再び読み込ませるときなどに使う）
- Ctrl+d 〜 一字削除（Deleteキー）
- Ctrl+a 〜 カーソルを行頭に移動
- Ctrl+e 〜 カーソルを行末に移動
- 応用例
- 行の移動 〜 Ctrl+kを2回行えば、一行削除され、その行が詰められる。次に、別の場所でCtrl+yを押せば、削除した一行がコピーされるので、結果的にある行を移動することができる。 Ctrl+kを3回行えば連続した2行、Ctrl+kを4回行えば連続した3行を移動することができる。
- 高度な使い方
- 矩形編集 〜 矩形（長方形）の領域の文字を全部変えたいとか、置換したいとか。
- まず、Ctrl+spaceで矩形編集を開始したい左上端の文字を指定する。
- 次に、カーソルを移動させ、矩形編集を終了したい右下端の文字まで持ってくる
- (Ctrl+x)-r-k 〜 矩形領域を切り取りバッファに保存（矩形領域内削除）
- (Ctrl+x)-r-y 〜 バッファに保存された矩形領域を貼り付け（ペースト）
- (Ctrl+x)-r-t 〜 矩形領域を別の文字列で置換（置換する文字列を聞かれる）