Computer literacy

コンピュータリテラシー

新入生向けに、計算機の初歩的な使い方を要約してあります。 情報科学科のG401のLinuxを使うことを想定しています。


エディタ emacs

基本操作

  • Linuxを起動してログインし、左上のディスプレイマークのボタンをクリックして端末ウインドウを立ち上げ、以下のように入力。
    ただし、%は打たない(コマンドプロンプトを表す)。最後の&もつけること。
         % emacs & 
  • ファイルを開くには、Ctrl-x Ctrl-f
    ファイル名を聞かれるので、開きたいファイル名を入力。
  • ファイルを保存するには、Ctrl-x Ctrl-s
  • emacsを落とすには、Ctrl-x Ctrl-c
  • わけが分からなくなったら、Ctrl-gを何回も行うと今までの作業が取り消しになる。


日本語変換

  • 日本語の変換は、Ctrl-バックスラッシュキー(/キーの右隣)を行う。emacsの画面の左下に〈あ〉と表示が出る。これが日本語変換が立ち上がっている目印。もう一回Ctrl-バックスラッシュキーで、英字に戻る。
  • 日本語変換では、スペースキーを打つと変換の候補が出てくる。確定したいときは、Enterキーを押す。平仮名だけのときもEnterキーを押さないと確定しないので、注意する。確定していない場合は、
         |こんにちは|
         
    のように、||で囲まれている。
  • 日本語変換の文節の長さを変更するには、Ctrl-Oで長くなり、Ctrl-iで短くなる。
    長さを変えた文節ごとにカーソルを矢印(←、→)キーで移動させ、各文節でスペースを打って変換候補を決める。 確定はEnterキーを押す。


マウスによる文字列のコピー、カットとペースト

  • マウスの左ボタンを押しながらマウスを移動(ドラッグ)させると、文字列が色のついた枠で覆われる(反転する)。このとき、一時的にその部分が記憶(コピー)される。
  • つぎにカーソルを別な場所にもって行き、中央ボタンをクリックすると、コピーした部分がその場所に貼り付け(ペースト)される。
  • もし、コピー終了時に一度左ボタンから手を離し、次に右ボタンをダブルクリック(短い時間間隔で2回クリック、連射のような感じ)すると、反転していた部分が切り取られる(カット)。このときもやはり一時的にその部分はコピーされているので、別の場所にペーストすることが可能である。


emacsの詳しいキー操作の仕方は、ここから。


端末ウインドウにおけるコマンドの使い方

超基本コマンド

  • ls   〜今いるディレクトリにあるファイルの一覧を表示
  • cd ディレクトリ名  〜そのディレクトリに移動
  • pwd  〜今いるディレクトリの表示
  • mkdir ディレクトリ名  〜そのディレクトリを新しく作る
  • rmdir ディレクトリ名  〜そのディレクトリを消す
  • mv ファイル1 ファイル2   〜ファイル1をファイル2に移動
  • cp ファイル1 ファイル2   〜ファイル1をファイル2にコピー
  • rm ファイル名   〜そのファイルを消す


実行例1 ディレクトリ操作
     % ls                         # 今いるディレクトリに存在するファイル一覧を表示
     memo.txt memo.txt~           -> 二つファイルがある

     % pwd                        # 今いるディレクトリ名を表示
     /export/ics/hanako           -> ホームディレクトリにいる(アカウント名:hanako)

     % mkdir test                 # testという名前のディレクトリを生成
     % ls                         # 再びファイル一覧を表示。
     memo.txt memo.txt~ test/     -> 今生成したtestディレクトリが増えた

     % cd test                    # 今生成したディレクトリに移動
     % pwd                        # 今いるディレクトリ名を表示
     /export/ics/hanako/test      ->確かに、今生成したtestディレクトリに移動した

     % cd ..                      # 一つ上のディレクトリに移動するときは、..をファイル名にする
     % pwd                        # 今いるディレクトリ名を表示
     /export/ics/hanako           -> 一個上のホームディレクトリに戻った     
     


実行例2 ファイル操作
     % ls                         # 今いるディレクトリに存在するファイル一覧を表示
     memo.txt memo.txt~           -> 二つファイルがある

     % cp memo.txt copy.txt       # memo.txtをcopy.txtにコピー
     % ls                         # 再びファイル一覧を表示。
     memo.txt memo.txt~ copy.txt  -> 確かにcopy.txtが新しく生成された

     % mv copy.txt idou.txt       # copy.txtをidou.txtに移動
     % ls                         # 再びファイル一覧を表示。
     memo.txt memo.txt~ idou.txt  -> 確かにcopy.txtがidou.txtにコピーされた
     


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